
子どもたちとの時間が私の元気の源
2022年入職(保育教諭9年目)
ひよこ組(1歳児)担当
仕事の内容は?
現在は1歳児クラスを担当しています。子どもたちが登園後、「おはよう」のスキンシップから始まります。午前中の主活動としては、お歌を歌ったり、手遊びをしたり、絵本を読んだりしています。天気が良い日には屋外でも遊びますね。そして、11時にはお給食、12時からお昼寝の時間になります。その間は、子どもたちの様子を記録する日誌を書いたり、製作物をしたり、事務仕事を中心に行っています。
子どもたちが起床後は、15時におやつの時間、15時半には「さよならのお歌」を歌い、子どもたちと一緒にお迎えを待ちます。基本的には、子どもたちが一日を安全に楽しく過ごせるよう、身の回りのお世話をしています。
入職のきっかけは?
子どもが好きだというのが一番ですが、幼稚園生のときの先生が大好きだったんです。それも動機のひとつですね。高校進学のタイミングに『将来、自分は何になろう?』と考えました。そのとき、当時、大好きだった先生が思い浮かんだんです。『私もあの先生みたいになりたいな、先生と同じ仕事に就きたいな』と。もちろん、他の職種も考えましたが、親や友人に相談したところ、「保育士が合ってるよ!」という声が一番多かったんです(笑)。それにも、背中を押されましたね。


保育の経験を広げるために
踏み出した転職
以前勤務していた幼稚園は年少以降の大きな子どもが中心で、未満児の小さな子どもがほとんどいませんでした。20代のうちに未満児から年長まで、すべての年齢の保育を経験しておきたいと思っていたため、転職を考えていました。そのことを、ここの園で働いていた友人に相談したところ、分園の「朝日が丘こども園」の開園に合わせて、小さいクラスを担当する先生を募集しているというのを聞き、今しかないと思いました。特に当園は中途採用の先生が多く、処遇面で経験年数に応じた対応をしてくれるので、ここで働きたいと思いました。
仕事のやりがいは?
特に未満児は、日を追うごとに急激なスピードで成長していきます。昨日は歩けなかった子が、今日には歩けるようになっていたり、初めて「先生」と呼んでくれたり…。子どもたちの成長を間近で感じられたとき、感動するのと同時にやりがいを感じます。
子どもたちの日々の変化は、親御さんとの連絡ノートに記載したり、お迎えに来たときにお話ししたりしていますが、親御さんと一緒に子どもの成長を喜べるのは、この仕事ならではだと思います。毎回、感動していますが、この気持ちは保育士になって10年近く経った今も、変わらないですね。
「国際バカロレア」の活動について
「国際バカロレア教育」は、年少以降が対象になります。そのため、私が受け持つ1歳児クラスでは、具体的な教育プログラムを実施していません。ただ、年少からのスタートに向けて、日々の保育を通して、子どもたちの心を豊かに育み、考える力や感じる力を伸ばすためのお手伝いをしています。
ちなみに、当園で「国際バカロレア教育」の取り組みが始まったのが2年前くらいでした。当時、私たち保育士も詳しい知識がなく、不安はありましたが、専門の方による研修がしっかり行われたので、その不安はすぐになくなりました。


今後の目標は?
保育士という仕事は体力勝負なので、まずは健康でいることですね。いくつになっても、子どもたちと一緒に元気に走り回ったりできるよう、終業後、トレーニングジムに行くなど、体力づくりを心掛けています。私が保育士を目指すキッカケとなった先生は、とても元気で、スキンシップを大事にしてくれていました。その憧れの先生に近づけるよう頑張りたいと思います。
また、春からは1歳児クラスから0歳児クラスに担当が変わります。0歳児の場合、保育というよりも、まずは子どもが安心して保育者のところで過ごせることを大事に、その環境づくりに注力したいと思います。

この記事は2025年3月時点の内容です